小田急 ダイヤ改正後の朝ラッシュ上りを見てみる

twitterで小田急の来年3月ダイヤ改正の話題が出ていたので、ニュースリリースを見てみました。代々木上原~登戸間の複々線が完成ということで、運転体系の変更と所要時間の短縮が目玉のようです。

ニュースリリースのpdfには改正後の時刻表が載っていました。朝ラッシュの上りについて、素人が見た感じのことを書きますw

現在の朝ラッシュ時における無料優等は急行がメインで快速急行、準急の3種類です。ダイヤ改正後は快速急行、通勤急行、急行、通勤準急、準急と2種類増え、快速急行がメインになります。そして千鳥停車を採用しました。

朝最ラッシュ時上りの1時間当たりの本数は…

快速急行12本(新宿)

通勤急行6本(新宿)

通勤準急6本(千代田線直通)

各停12本(新宿6本、千代田線直通6本)

の36本です。

複々線にしては各停が少ない?と思ったら、どうやら通勤準急も主に緩行線を走行するようです。「主に」と書いたのが面白いところで、各停の一部は成城学園前で通勤準急を待避しますが、配線図と時刻表を照らし合わせると、成城学園前まで緩行線、成城学園前~経堂が急行線、経堂から再度緩行線に戻るように見えます。一部区間は急行線を走りますが、快速急行と快速急行の間にうまく入るようになっています。時刻表通りに走ればいいですが、遅延時に問題が出てきそうな気がします。

一方、急行線は10分間に快速急行2本、通勤急行1本で千鳥停車のため追い抜かないダイヤになっています。ここで気になるのが千鳥停車を採用したために、無料優等の本数が減ってしまう駅が出てくることです。新百合ヶ丘と下北沢は快速急行と通勤急行の両方が停まるのでいいとして、登戸は快速急行が5分に1本、通勤準急が10分に1本(ただし通勤準急は快速急行と同時発車)、成城学園前は通勤急行と通勤準急がそれぞれ10分に1本で、両駅共に実質無料優等が5分に1本となっています。この運転間隔がどう出るでしょうか。