JR北海道が特急の一部を全車指定席化

まだ公式に発表はありませんが、某新聞社によるとJR北海道が来年3月のダイヤ改正で一部の特急を全車指定席にするようです。

対象は「北斗」「すずらん」「おおぞら」「とかち」の4つです。札幌から千歳線を通り、函館方面と帯広方面に向かう特急列車ですね。

JR東日本で進んでいる特急列車全席指定席化が北海道にも…って感じです。今回は4つの特急で試して、その後に他の特急もそうするつもりなのでしょう。

全車指定席化すると指定席料金で増収となる他、車掌業務も簡素化できて人員を減らせそうです。利用者側にとってみると、事前に確保できる席が増えるメリットがありますね。

しかしながら現時点ではどうするんだろう?と思うことが多々あります。ダイヤ改正発表と同時にそれも公開されるかもしれませんが、とりあえず書いておきます。

1.フリーパスの扱い
JR北海道ではフリーパスが色々あります。なかには指定席が使えるものがあり、北海道フリーパスのように指定席は6回までという回数制限されたパスもあります。北海道フリーパスの場合、7回目からは運賃のみ有効となり、別途指定席特急券が必要と書かれています。現状ではその場合は自由席を利用すればokだけど、全車指定席化して6回だと厳しい感じがします。

2.石勝線新夕張~新得間の扱い
石勝線の新夕張~新得間は特急列車のみの運行となり、同区間内のみの乗車の場合は乗車券だけで特急の普通車自由席に乗車できる特例があります。同区間を走る「おおぞら」「とかち」は全車指定席化の対象なので、この特例はどうなるでしょうか。たぶん普通車の空いてる席に座るってルールになりそうな気がします。

3.「かよエール」の扱い
特急列車で通勤通学できる「かよエール」という定期券があります。特急の普通車自由席が利用でき、その都度530円を支払えば指定席も利用できます。これが全車指定席になったらどうなるか。値上げだと大幅アップになりそうだし、毎回指定券を取るのが面倒になります。また短区間利用者に座席を取られて長距離利用者が席を確保できない事も予想されます。そうすると、やはり空いている席に座るという対応になりそうな気がします。ただ、座っても指定席券を持った客がどこから乗ってくるのか分からないから落ち着かないし、指定券を持った側にしても乗ったら誰か座っているというのは気分がよくないものです。

4.指定席でも差ができる
JR北海道では指定席はuシートとして自由席より少し豪華にして差を付けている列車があります。全車指定席化すると料金が同じで座席に差ができることになります。まぁ、現在でも「すずらん」号のように2両が指定席の場合、同じ指定席でも差が付いている場合がありますが…。

5.短区間利用者には全車指定席化は厳しい
JR北海道では普通列車が極端に少ない路線・区間があり、短距離でも特急に乗車する客も多いと思います。このような客にとっては確実に値上げになるので、ある程度は配慮が必要かと思います。そして前述のように短距離利用で長距離利用客が席を取れないって事も出てくるので、座席未指定券みたいな対応になりそうでしょうか。

6.指定席になると購入が自由席よりも不便
自由席特急券なら普通の券売機でも発券できますが、指定席となるとシステムに接続された指定席券売機等で購入しなければなりません。特急停車駅とはいえ無人駅もあるでしょうからそのへんはどう対応するのでしょうか。やはり普通の券売機で座席未指定券を発売…でしょうか。

7.チケットレス化も進めないと
全車指定席化を進めるのであれば、チケットレス化も進めたほうが良いですね。現在では札幌~苫小牧、岩見沢間くらいしか対応していません。もちろんダイヤ改正発表時に改善されるかもしれません。

首都圏の特急、京都地区の山陰本線特急、阪和紀勢本線特急、そして今回の北海道の一部特急と全車指定席化が進んでいますが、フリー切符が便利な四国と九州はそうならないで欲しいと思っていますw

2022-11 岡山 鷲羽山へ行ってみた

瀬戸大橋の岡山側玄関、鷲羽山に行ってみました。と言っても行きも帰りも高松空港利用でレンタカーで瀬戸大橋を渡りました。車で通ったのは初めて、そして四国と岡山で運転するのも初めてです。

瀬戸大橋を渡って児島ICで降り、児島競艇場の横を通って鷲羽山へ。

米国のゴールデンゲートブリッジと姉妹橋のようです↓

鷲羽山の説明↓

瀬戸大橋付近の島々の説明↓

もうすぐ陽が落ちるギリギリのタイミングでの訪問となりましたが、逆に良い感じに撮影できました↓

マリンライナーが通りました。スマホのしょぼいズームなので粗い↓

鷲羽山展望所の案内。時間の都合上、第一展望台には行きませんでした↓

今回は1泊2日で鉄道に乗らない珍しい旅行となりました。ちなみに行きはB3のスカイラックス、帰りはB6のF席クラスJ解放で快適なフライトでした。

2022-10 山陽・山陰12 山陽本線、東海道本線を上って帰る

最終日、帰りは飛行機を使わずにひたすら東へ進みます。

ちょっと雨が降っていた福山駅↓

北口に行くとチラッと福山城が見えました↓

福山~岡山は213系の普通列車に乗車します。3両固定を2本繋いだ堂々の6両編成。

連結部はライトが点いていました↓

もちろん一番前のクモハに乗車します↓

岡山までちょうど1時間、213系を楽しめました。倉敷あたりでは積み残しが発生するほど混雑していました。

岡山から相生までは普通に山陽本線経由で。115系4両編成で岡山到着時はやはり混雑していましたが、降車客が多いのでどうにか着席できました。約70分で相生に到着。姫路行の普通列車に乗りかえます。こちらは223系で補助座席に座った覚えがあります。

姫路では時間調整で数本後の新快速に乗車します。と言うのも米原まで行く新快速が時間1本になってしまい、前の新快速に乗って途中で乗りかえても直通とあまり変わらないので直通の新快速に乗ります。

せっかくなのでえきそばを食べました↓

播但線の103系↓

駅の外にも出たけど雨。奥に姫路城が見えます↓

時間になったので新快速に乗車したら色々と遅れている模様。この新快速は定時で出発できる状況でしたが、特急が遅れているようで待ってから発車。わずかな遅れで出発してから遅れがどんどん増していき、米原駅には20分以上遅れて到着しました。よって乗り継ぎ予定が狂ってしまいますが、そこは天下の東海道本線ですから本数が多く問題ありません。

元々の予定は途中で休憩時間を入れていたので、浜松に着く頃には予定通りに戻っていました。

浜松からは元銭取られるライナーの313系に乗るつもりが、この日は211系が代走で残念。1時間待てば乗るチャンスがあったけど、帰宅時間が遅くなるので諦めました。

静岡に到着したらついにだるくなって新幹線でワープしてしまいましたw定番の静岡~三島ですね。ところが乗ったひかり号が激混みでデッキでさえ立つのが厳しい状態。どうにか乗り込んで立ったまま三島へ。

三島からは宇都宮線直通列車があったのでそれに乗ります。長時間乗車することになりますが、どうせ座れるからいいやとケチって緑車には乗りませんでした。そしてE231のボックス席に座ったわけですが、これがまたしんどかった…。トカ線内は席が埋まるほど乗っているし、品川以北は帰宅ラッシュで大混雑です。座っていても足を伸ばせず、あのボックス席は窮屈ですからしんどかったのです。

ということで一部ずるをしてワープしちゃったけど福山から乗り継いでどうにか帰宅して今回の鉄道旅は終了です。

2022-10 山陽・山陰11 芸備線と福塩線に乗る 備後落合→木次→府中→福山

備後落合駅に到着して木次線完乗となりました。

乗ってきた木次線↓

構内通路を通って2番乗り場へ。この時間は3方向から大集合なのでホームは賑やかです。本数が少ないながらきちんと接続はとられています↓

駅名標↓

芸備線で終点の三次まで乗り通します。どうやら小規模ながら団体さんが乗車していて、どうにかロングシート部分に着席できました。

乗車中にアンケート用紙が配られました↓

答えを押し込む方式でボールペン要らず。手軽ではあるものの、フリーな意見を書けないのは欠点と言えます。

地元の高校生が乗ってきて、隣に座っていた団体さんに話しかけていました。この団体さんは三次からバスで広島方面へ行くとのこと。どうせならそのまま鉄道で広島まで行って欲しいところ。

このアンケートで芸備線がどう良くなるのか分かりませんが、やはり地元の人が利用しないと厳しいですね。と言っても1日数本じゃ不便すぎて使わない。そしてこの高校生も卒業したら都市部へ行くとのこと。現状ではどんどん人が減っていき、廃線にせざるを得ない状況になりつつあると思います。

備後落合から80分で三次に到着しました。ここで50分くらい時間があったので、半年くらい前に行った広島焼きの店に行ったら営業時間が短くなっていて昼休み中でした。残念。

三次からは福塩線に乗車します。まずは府中行キハ120単行に乗車↓

福塩線は路線名の通りで福山と塩町を結びます。福山~府中は電化区間で本数がそこそこ多く、非電化区間の府中~塩町は一気に本数が減って1日5~6本しかありません。塩町発着は無くて全列車が三次まで乗り入れます。

途中で撮影した写真もなくよく覚えていません。三次から100分くらいで終点の府中に到着。府中からは105系4両編成の普通列車に乗り換え。50分くらいで終点の福山に到着しました。

これでこの時点ではJR西日本全線完乗となりました。以前にも書いたとおり、大阪の新ルートが開通したのと、来年は北陸新幹線が延長開業するので、そのうち乗りに行くことになるでしょう。

何も食べていなかったので福山駅で天ぷら蕎麦を食べました↓

どうやら閉店ギリギリだったようで、後から入ってきたお客さんは断られていました。

福山では駅近くのホテルを予約してありました。

入室↓

まだ新しいごく普通のビジネスホテル↓

このホテル、Wi-Fiが爆速でした。200Mbpsくらい出ていたと思います。

後は帰るだけ。朝早い出発なので早めに寝ました。

2022-10 山陽・山陰10 木次線に乗る 出雲坂根→備後落合

出雲坂根駅を出発すると、島根県から広島県の県境に向かって上り坂が続きます。備後落合まで3駅ながら40分以上かかります。

こちらで2回目のスイッチバック↓

キハ120は軽々と上っていきました。国道314号線の「奥出雲おろちループ」が見えます↓

そして三井野大橋が見えてくるとゆっくり走るサービス?があります↓

乗って良かったなと思える素晴らしい車窓でした。

2022-10 山陽・山陰9 木次線に乗る 出雲横田→出雲坂根

出雲横田から20分ほどで出雲坂根駅に到着しました。ここは三段スイッチバックで有名な駅ですね。

ここでも20分近く停車時間があったので外に出てみます。

延命水というのがあるようです↓

駅前は国道314号線↓

拡大↓

これが延命水↓

駅舎は新しい↓

上下線とも3本+臨時1本しかありません↓

停車中のキハ120↓

駅名標↓

この先は行き止まり↓

奥に赤い鉄橋が見えます。その位置まで上ることになります↓

2022-10 山陽・山陰8 木次線に乗る 宍道→出雲横田

宍道駅の木次線ホームに2両編成のキハ120が入線してきました。前1両が備後落合行、後ろが途中の出雲横田駅で切り離しとなります。

もちろん乗車するのは前の備後落合行で進行方向右側のボックスシートに着席できました。

宍道駅を出発して30分くらいで南大東駅に到着。停車時間はわずかなので車内から撮影↓

そして南大東から70分で出雲横田駅に到着しました。ここで後ろ1両を切り離すので20分くらい停車します。

出雲横田駅↓

駅舎。多くの乗客が途中下車しておりました↓

宍道方面を眺める↓

切り離した車両は折り返し木次行となりました↓

2022-10 山陽・山陰7 やくも号に乗る 米子→宍道

木次線に乗るので宍道駅へ向かいます。米子→宍道は普通列車でもいいんだけど、下記の理由によりやくも号に乗車しました。

・安いチケットレス特急券の設定がある
・そろそろ引退しそうな381系に乗っておきたい
・普通列車で行くと乗換時間が短く、好きな席に座れない可能性がある?

ということで短区間だけどやくも号に乗車します。米子からでもそこそこ混んでいて一番前の席↓

右側の席なので宍道湖が楽しめます↓

40分くらいで宍道駅に到着↓

回送列車が停車中。そして木次方面へ去っていきました↓

木次線時刻表↓

全線通しの列車は2本しかありません。そして保守工事で運休の場合があるので要注意ですね。

ちなみに2本の備後落合行は、こちらも本数が少ない芸備線や福塩線との接続がまぁまぁ良いです。今回は福山到着が遅くなるのを嫌って早いほうを選択しました。それでも差は2時間くらいです。

こちらは山陰本線の時刻表↓

全部では無いけど多くの特急が停車します。上下線とも14時台が無いのがおもしろい。

2022-10 山陽・山陰6 米子に戻る 境港→米子

境港での滞在時間はわずか18分。米子に戻ります。

駅舎内待合スペース↓

バス乗り換え案内。これは便利そう↓

券売機↓

時間1本↓

出場機にタッチして~↓

ホームから駅舎への入口↓

それでは戻ります↓

途中、米子空港の横を通り米子空港駅があります。NHがメインなので利用する機会が無さそうです。JLが飛んでる出雲空港でさえ1回しか利用したことがありません…。

そして後藤駅付近では後藤総合車両所が見えました。サンライズの285系が検査中?で撮影しようとするも間に合いませんでした。

米子駅に戻ってきました↓

サンライズ号と遭遇。左は115系ですね↓

2022-10 山陽・山陰5 境港駅周辺をぶらぶら

駅舎内には撮影スポット↓

ポストの上にも乗っかってます↓

駅前も完全にワールドです↓

駅前に色々あるわけですが、意外にも多くの一般人が撮影していたので、空くまで海側に行ってみます。

フェリーターミナル↓

駅と直結していて、隠岐方面の船が出ているようです。

かつお↓

川では無く海ですね。手前は鳥取県境港市、奥が島根県松江市です↓

それでは駅前に戻ります。色々あってファンにはたまらないでしょう↓

車止め↓