マレー鉄道(KTM)の東側に乗るには…

マレー鉄道のことをKTMと言いますが、これはマレー語のKERETAPI TANAH MELAYUの略です。

KUL発券するようになって、その滞在時間でKTMに乗るようになりました。KUL近郊のKTMコミューターを除けば、乗っていない幹線は…

ウエスト・コースト線の末端 Butterworth~Bukit Mertajam

イースト・コースト線全線 Tumpat~Gemas

前者はKLから遠いもののETSもあって乗るのは容易でしょう。問題は後者です。全線非電化単線で距離が500km以上あります。

イースト・コースト線の時刻表を見てみましょう。(pdfファイル)

http://www.ktmb.com.my/ktmb/uploads/files/train%20schedule/Intercity_JBSentral-Tumpat-JBSentral_01Ogos2017_v1_0.pdf

これまた本数が少なくて、全線だとERT26か27列車に乗るしかありません。Tumpat~Gemasだと13時間くらいかかりますが、寝台の設備があるので楽と言えば楽かな。しかも2000円もしないので安いw

ただ、往復でこれに乗るのはさすがにきついですね。実際に乗るとしたら片道は飛行機のほうが良さそうです。Tumpatに比較的近いKota Bharuに空港(KBR)があります。KUL-KBRに乗ってTumpatへ移動、ERT27列車に乗ってGemas経由でKLSentralに戻るか、終点のJBSentralまで乗って空路でKULに戻るかですね。KBRからTumpatへの移動については、調べた感じだとタクシー移動になりそうですね。

また、タイ側からTumpat付近へアクセスする方法もあるようで、タイ国鉄と一緒に乗ってしまうというパターンもあります。この場合は休みを多く取らないといけませんね。

乗るのは今年は無理そうなので来年になりそうです。

8月 国内+KUL修行 その10

■KTM ETSの車内

今回はKTM ETSの車内を紹介します。class91とclass93があり、私が乗ったのは後者です。6両編成で日本のように1~6号車ではなく、A~F号車になります。

A号車↓

各車両車端部はボックス席の場合があります↓

通常はこの座席↓

通路上に2ヶ所、計4面の液晶表示器↓

ETS路線図↓

安全のしおりみたいなもの↓

帰りは何故かおやつがでましたw↓

8月 国内+KUL修行 その9

■KTM ETS 戻り PADANG BESAR-KL SENTRAL

えっとですね、行きも酷かったが帰りも酷かったwそれでは書いてみましょう。

定刻12:55発のこの列車が出発したのは50分遅れの13:45頃でした。最初は順調に快走していましたが、いつの間にか左側通行なのに複線の右側を走行していて、速度も15km/hの超ノロノロ運転になりました。長い間この状態が続いていて、しばらくしたら、左側を単行の機関車が追い抜いていって何か笑ってしまいました。140km/hで走れる特急が鈍足の機関車に追い抜かれるってwケダ線内でこれが長く続いたために遅延が増してしまいました。

その後は順調に走行していましたが、KLに近づくにつれて怪しい感じになっていました。どこの駅だったか忘れましたが、やはり止まって指令待ちの放送が流れました。かなり長い間停車していました。それで進んでもやはりすぐ止まってしまいます。後でわかったのですが、工事をしていて単線で運用していたようです。しかも数駅におよぶ長い距離でそれをやっていたので、行き違いするのに時間がかかりまくってた訳です。朝のKUALA LUMPUR発車後の長時間停車も恐らくこれが原因で、朝から夜まで工事をしていたのでしょう…。結局KL SENTRAL駅に着いたのはちょうど2時間遅れ!!流石に疲れました…。

 

■Touch ‘n Goを買う

KL SENTRALに到着後、Touch ‘n Goを買うのを忘れていたので、駅直結のNU SENTRALにあるTouch ‘n Goショップで購入しました。液晶画面の券売機で購入でき、カード代RM10にRM50を入れてJCBカードで購入しました。1分もかからなかったと思います。

 

■KLIAへ

KLIA expressでKLIAに戻ります。出発1分前でギリギリに乗り込みましたが余裕で着席、というかガラガラw窓からKLIA transitのホームも見えましたが、こちらはそこそこ人がいますね。

帰りも真っ暗な中、特に何事もなくKLIAに到着しました。

8月 国内+KUL修行 その8

■PADANG BESAR駅で

降りてまず戻りの列車番号を確認します。EP9501でok!↓

さすがに駅の外には出られませんでした。すぐ発車したら大変ですからw車内清掃をしているようだったので、ホームを少しウロウロしてみます。

ホーム上に出入国審査場があるので1番線と2番線は広めです↓

タイ国鉄の車両↓

3,4番線の向こうは貨物スペース?↓

 

撮影している間に清掃が終わったようで乗り込みます。外に出られなかったのが残念でしたがまぁ仕方がないですね。ちなみに駅の東側へ行くと徒歩での国境越えも可能です。

8月 国内+KUL修行 その7

■KL Sentralへ移動

機内では入国審査のプレミアムレーン案内の紙が配られました。しかし、書いてある運用時間は6~24時で、乗った便は4時前に着くわけで意味ないじゃんと思っていたら、普通にオープンしていましたwしかし、プレミアムレーンに5人くらい並んでて、一般レーンは誰も並んでいないというwもちろん一般レーンでサクッと通過しました。

KLIA expressの始電は5時なので時間があります。ベンチで待機していましたが、眠ってしまうと起きられなくなりそうなので、スマートフォンを弄って時間をつぶしていました。Starhubのsimでずっとローミングしていて、もちろんマレーシアでも使用可能なのでSimの差し替えをしなくてすむので便利です。

KLIA expressが動き始めたので乗ることにします。座席にはドリンクホルダーがついていますが、恐らく80%は壊れているでしょうw真っ暗な中、30分程度で到着。

 

■KTM ETSに乗る KL SENTRAL-PADANG BESAR

列車名は「EG9020」、Gはゴールドで、Pならプラチナ、Sならシルバーです。速達性はP>G>Sですね。

KL SENTRALが始発駅で、改札が始まった時には既に入線していました。事前にコンビニで飲み物を購入して乗り込みます。座席の向きは変えられず、行きは進行方向で帰りは空きがなくて逆向きになりました。

時間通りにKL SENTRALを発車!次の停車駅はKUALA LUMPUR駅なのに、液晶画面では違う駅の表示wちゃんとKUALA LUMPURに停車しました。ところが、発車して50mくらい進んだところで止まりました。放送では日本で言う指令の指示待ちという感じの放送が流れてしばらく停車していました。しかし20分以上経っても動かないw嫌な予感がし始めました。というのも、終点での滞在時間が20分しかないのです。終点の何も無いところで3時間も待つのは苦痛なので折り返し列車で戻るつもりでした。

動く気配が無く、眠気がすごかったので眠ってしまいました。そして起きてグーグルマップで位置を確認すると、あまり進んでいませんw途中駅を1時間以上遅れていました…。5月に乗ったときはほとんど遅延しなかったので甘く見ていました。

IPOH駅のちょっと前あたりでまた突然停車し、同じように指令待ちのアナウンス。KL方面の列車が通過してから動き始めたので、あれっ単線だっけ?と思ってしまいました。実際にはETSが走る区間は複線になっています。これでまた遅れが増してしまいました。

11:51だと本来なら終点に近いALOR STAR駅を出るところなのに1時間以上の遅延↓

画像のように液晶画面にスピードが表示されていて141km/hも出ていて頑張ってはいますが、元々スジが立っているせいか、あまり回復できていませんでした。

遅延はまぁ仕方ないとして、1つ心配だったのが、折り返しの列車が別な車両で定時に出たらまずいなぁとwそうなったら終点で数時間待たないといけないし、チケットも取り直さなければなりません。KLにギリギリでもどるような感じになりそうで帰りの飛行機に間に合わなくなる可能性も考えて、ALOR STARの空港からの時間も調べたりしていましたが、KL方面のETSとすれ違わなかったので、この車両が折り返しだと確信してホッとしました。

車窓はこんな感じで巨大な岩がポツポツあったり↓

 

結局、1時間ちょっとの遅れで終点のPADANG BESAR駅に到着しました。ここはマレーシアとタイの境界駅です。ここから先はタイ国鉄になります。

到着↓

KLIA express マスターカード割引終了で往復MYR80→90に

昨日の記事の通りKTM ETSのチケットを購入しました。座席の向きや進行方向を見極めるのに色々と大変でしたが、この辺りは気分が向いたら記事にしようと思いますw

KTMに乗るには空港からKLセントラルまで移動しなければなりません。ということで同時にKLIA expressのチケットも購入しました。どうやらマスターカード割引が6月末で終了でネット割引のみ適用になり、MYR80→90になってしまいました。まぁ、日本円で約250円の差ですから気にしないことにします。

KLIA expressはKLIAからKLセントラルまで約30分、各停タイプのKLIA transitは約36分なのでそんなに差はありません。日中の本数は前者が20分おき、後者が30分おきで、transitがexpressに抜かれないので時間5本使えると考えていいでしょう。空港連絡鉄道としてはかなり便利なほうだと思いますが、意外と空いてるんですよね。たぶんバス等の他の交通機関に比べて高いからでしょうね。香港の機場快線も同じ事が言えるでしょう。

ちなみにKLIA transitで途中下車をして分割して買えば大幅に安くなることは有名ですが、基本30分おきなので実行しにくいですねwでもBandar Tasik Selatan駅でKTMに乗り換えれば使えるかもしれません。11月にやってみようかな…。(訂正:よく見たらこのパターンはあまり安くなりません)

マレー鉄道特急は速い?

KUL発券をしているので当然ながらKULへ行くわけですが、次回は何をするか全く考えていませんでした。属性で言うと鉄ヲタでもあるので、5月に続いてマレー鉄道に乗ってこようと思います。

5月ではKLから南下してJohor Bahruへ向かい、更にシンガポールのWoodlandsまで乗りました。なので次回は北へ行ってみます。5月に乗るときはKLから南側のことばかり調べていたので、北側は全く調べていませんでした。どうやらKLから北のほうが特急列車が多いようです。この特急列車はKTM ETSと呼ばれていて下記の系統があります。

・Gemas-Padang Besar(ウエスト・コースト線、ケダ線)
・Gemas-Butterworth(ウエスト・コースト線)
・KL Sentral-Ipoh(ウエスト・コースト線)

ウエスト・コースト線、ケダ線の幹線で電化区間を走る特急がETSですね。Gemas-Padang Besarが一番長く700km以上あります。そして一番速い列車で7時間25分というのがあって表定速度は約95km/hになりますから、かなり速い部類に入ると思います。

ETSで使われる車両の最高時速は140km/h、そして線形がいいのかなと思ってgoogle mapを見たところ、線路状態は良さそうですね。