JL国内線運賃をリニューアルと発表

2/10にJLが重大なプレスリリースを出しました。

・JALグループ、国内線運賃(2023年4月12日以降搭乗分)を全面リニューアル
https://press.jal.co.jp/ja/release/202202/006517.html

これについて気になるところを書いてみます。

【運賃ラインナップの変更】
なんか横文字の運賃にまとめられてしまいました。簡単に言うとフレックス(普通運賃)、セイバー(特便割引系)、スペシャルセイバー(先得割引系)の3種類がメインとなります。

よく見ると「予約期限」が「搭乗日 1/3/7/21/28/45/55/75日前」となっているので、中身は変わらないということです。

あと、おともdeマイル割引が廃止になってしまうのは残念ですね。3ヶ月前に使ったばかりでした。

【クラスJ/ファーストクラス運賃を設定】
これまでは普通席の運賃を基本にそれぞれ+1000円、+8000円を加算して設定されたのが、個別に設定するようになります。

つまり、路線ごとにプラスされる運賃が異なるようになります。長距離となるHND-OKAなどは高くなりますね。

当日アップグレードについては、プレスリリースには書かれていませんでしたが、同様に路線毎に決められるものと思います。更に追加で料金を取る可能性もありますね…。

【往復セイバー】
往復割引が廃止になる代わりに往復セイバーという運賃が誕生します。これまでの往復割引は大人普通運賃のみ適用だったのが、前述の3種類の運賃で適用、異なる組み合わせでも適用され、往復で5%の割引になるようです。

しかしながら、いかなる場合でも予約変更不可、取消手数料が運賃の50%相当額となり、今までの往復運賃を利用していた人にとっては改悪でしょうね。

逆に先得系運賃を使っていた人はお得になりますね。

それと沖縄離島路線などで補助金が出るのか往復運賃だと安い路線がありますが、これがどうなるか気になるところです。

【乗り継ぎがお得に?】
一部路線を除いて乗り継ぐ旅程でも1旅程として扱うようになりお得になるようです。後述する特典航空券の乗り継ぎも合わせて地方空港利用者にとっては便利なる?かもしれません。

【国内線特典航空券PLUS】
国際線と同様の「国内線特典航空券PLUS」が導入され、同じ路線でも便毎に必要マイルが異なるようになります。予測残席に応じて普通席だと最大で基本マイルの約4倍のマイルが必要になるようです。

【国内線特典航空券の変更が不可に】
「国内線特典航空券PLUS」が導入されるため予約変更が不可、更に当日の前の便への変更も不可となるため、改悪と言わざるを得ません。

【特典航空券ゾーンの刷新】
今まではA~Cの3区間で分かれていましたが、細かくA~Gの7つのゾーンになり、短距離路線だと4000マイルから乗れるけど、長距離のHND-OKAだと9000マイルが基本になるなど、改良だったり改悪だったりそれぞれです。

【乗り継ぎ旅程用の必要マイル数の設定】
乗り継ぎ旅程用のマイル数設定がある路線で、2または3区間を同日中かつ6時間以内に乗り継ぐ場合に1旅程として扱い、直行便と同程度のマイル数設定になります。

よって乗り継ぎを伴う場合は消費マイル数が下がりそうですが、PLUS導入で逆に高くなるパターンもありそうです。

【国内線旅客施設使用料(PFC)の適用開始】
これはPFCを同数のマイルで徴収していたものをクレジットカード払いになる変更なので改良というか当然ですね。

【JMBダイヤモンド特典航空券】
「国内線特典航空券PLUS」が導入されるせいか廃止されるようです。しかし一度も使ったことがありませんでした。

【搭乗ボーナスFOPの変更】
これは修行に影響を与える変更だと思います。フレックスだと400FOP、セイバー系だと200FOPが加算されるようになります。つまり現在と比較して先得系だと200FOPが付くようになり、特便系だと200FOP減ります。特便割引のメリットが減ってしまいますね。

【シートマップ確認】
今までは購入後にシートマップが出て座席指定していましたが、空席照会結果画面でシートマップが見られるようになります。

実は今でもツアー検索結果画面や国際線検索結果画面(国内線乗り継ぎ)でシートマップが見られたりしますが、簡単にチェックできるようになるのは改良ですね。

1つ要望があるとすれば、検索している人のステータスに合わせて空席表示をして欲しいですね。

ちなみに私みたいなオタクだとexpertflyerで調べることが多いですw