電車内のどこが涼しいか

最近の電車は当然のように冷房装置を搭載しています。では電車内のどこにいれば冷たい風が当たるかという話を書いていきます。電車と言っても各社で色々と異なりますし、特急車両と通勤車両でも違います。ここではJR東日本の標準的な車両(E231系、E233系など)の普通車について書きます。

冷房装置は車両の上にあり、冷風はレールと平行にある溝(吹出口)とラインデリアと呼ばれる送風機から出されます。

先頭車と中間車では配置が異なりますが、ここでは中間車の例を上のヘタクソな図で説明します。黄緑色の線が吹出口で青の長方形がラインデリアになります。吹出口は基本的に風が弱いように感じます。全く出ない時も多く、強い風が出ることもあってよくわかりません。ラインデリアは首振り扇風機のように両サイドの窓方向に強めの風が出ていきますので、涼しくなりたいときはラインデリアの下に居ればいいことになります。ただし、ラインデリアがあってもドアに寄りかかって立ってると風がほぼ届きません。

上の図の●は座席を示しています。つまりラインデリアの近くである水色の●は風が当たって涼しい席になります。オレンジ色の●はラインデリアから出る風がギリギリ当たる席で、前に人が立っていたりすると風が届かなくなることがあります。ピンク色の●は風がほぼ当たらない席と思ったほうが良いです。最後に車端部の赤●は暑がりの人には厳しい席です。

満員電車になると水色の●の席でも風が届かなくなる場合があります。更にこの席は後ろが窓なので、前回でも書いた通り陽が当たって暑いので長時間乗車すると熱中症になる可能性もあります。

ラインデリアは上記の図のように基本的にドア上と7人掛けの上にあります。しかし車両の真ん中には設置されていません。恐らく空気清浄機があるからだと思われます。

私鉄にはJR車両をベースとした車両が存在します。記憶が正しければ東急5000系なんかはラインデリアの数がJR車両より多くて暑がりの人にとっては快適ですw逆に言えばJR車両はケチっているとも言えます。

最後に、冷房の風が苦手な人は私が書いた逆のところに居ればいいことになりますが、熱中症には要注意ですね。