私は何故か知人や親類からPCや家電に詳しい人と思われてしまっているようで、購入時や故障時に色々とアドバイスを求められることが多いです。
しかしながら私のPCの知識はそんなにありません。PCパーツを組み合わせて自作PCを完成できる程度の知識です。技術は日々進化している訳で新しい規格等が出たりしていますが、そういう情報をチェックしていません。
ということで今回は、知識が無かったために手こずってしまったというお話です。
私のPCはケースを15年以上使っていて、中身だけ入れ替えて使っている感じです。5年くらい前に4000円くらいのCPUに交換しずっと使っていましたが、最近CPUの使用率が高くてストレスが溜まるようになりました。
ちょっと耐え難くなってきたので、中身を更新することにしました。まずCPUを選びます。私は3Dゲームはしないので高スペックなものは必要ありません。しかし安すぎるのも同じ症状になったら嫌なので避けたいです。正直、どの程度の性能のCPUが自分に合っているのか判断できませんでした。Core i3で十分なはずだけど、ちょっと足せばi5が買えるのでCore i5にしました。最初は第11世代のCore i5-11400を買おうとしたけど取り寄せになっていたので、第10世代のCore i5-10400を購入しました。
マザーボードはASUSの安いやつにしました。9000円ちょいだったかな。メモリは過剰かと思いましたが16GBx2の32GBにしました。
交換するのはこの3つのパーツで45000円程度で済みました。電源は記憶にないけど550Wのものに交換してあったのでそのまま使用、SSDもチェックしたらまだまだ問題ないレベルだったのでそのまま使うことにしました。
昔は同じHDD(SSD)でM/Bを交換すると素直に起動しないという事があった記憶があります。しかし今はWindowsのローカルアカウントをMicrosoftアカウントにしておけば簡単に引き継げるとのことで、トラブルは無さそうだなと思ってPC入れ替えを実行しました。
ケース内の埃を取り除いてから旧マザーボードを取り出して、新マザーボードを取り付けます。もちろんCPUとメモリは先に付けておきます。若干面倒なのは配線で、私のケースは電源ボタンが壊れていてリセットボタンを電源ボタンの代わりにしているので、間違えないように気を付けました。
USB接続の周辺機器を繋いで電源オンしたら、BIOS画面から先に進めませんでした。SSDとHDDを認識しているのにWindowsをインストールしてあるSSDが起動ディスクとして認識しないのです。
スマホで調べまくったら、第10世代のCPUでは一部のM/Bで古いパーテーション方式では起動ディスクとして認識しないというのを見つけました。まさにこれが原因でした。
HDDドライブのパーテーション方式にはMBRとGPTというのがあって、私は古いMBR方式になっていました。というのもHDD時代が長く続いていて、5年前にようやくSSDを使いはじめ、中身をまるごと移して使っていたのでMBRだったのです。
これを解決するには3つの方法がありました。
- 前のPCに戻してMBRをGPTに変換する。
- 別なPCに接続して変換する。
- グラフィックボードを使う。
1は取り付けたものを外して…となり非常に面倒です。2は1よりは楽ですね。3が一番楽で、壊れたグラフィックボードがあったのでイチかバチか使ってみることにしました。
このグラフィックボードは使っていると数分で画面がモザイク状になるという症状がでてしまい取り外していました。よってずっと使うことは不可能なので、正常に表示されている間にCドライブをMBRからGPTに変換することにしました。
どうにか無事にGPTに変換でき、グラフィックボードを外して起動してみると正常に動作しました。
1時間で組み換えできるかなと思っていたのに、知識が無かったために数時間かかってしまいました。もう少し勉強しなきゃだめですねw
余談ですが、カーテンを閉めっぱなしで作業をしていて、終わって開けたら外が雪で真っ白になっていてビックリしました。