211系顔の車両が好きという事もあって、仙台から帰る時は仙山線、奥羽本線経由で719系に乗り、峠の力餅を買うのが定番になって年に1回はそうしています。
私は和菓子はそんなに好きでもないので以前は峠の力餅にあまり興味が無かったのですが、一度買ってみたら美味しかったので買うようになりました。程よい甘さと柔らかく、一度に何個も食べてしまいますw
今回は北東パスを使って一日中719系に乗りまくるというのをやりましたw具体的には福島~米沢を1往復、米沢~山形を何度も往復するという乗りヲタ全開な行為ですwそして帰りに峠の力餅を購入するというプランでした。
峠の力餅は奥羽本線(山形線)の峠駅で停車中に購入できます。わずかな停車時間(30秒?)に最後尾車両の一番後ろのドアにて駅弁スタイルの販売員から購入します。値段は1箱8個入りで1000円、素早く購入するために1000円札のみ用意しなければなりません。
峠駅は普通列車のみ停車、そして1日6往復しかありませんので難易度が高いです。このうち予約なしで購入できるのは2025年1月現在で平日は3往復、土休祝日は4往復です。その他の列車は予約が必要です。予約なしの場合は買えない可能性があるので、必ず買いたい場合は1箱だとしても予約すべきです。私の経験だと夕方の列車で4箱しかなくて買えない人が多数いました。また上下線で近い時間に到着する場合があり、先に着いた列車で売り切れてしまう場合もあるようです。買えないとかなり悲しいと思いますので、予約したほうが安心です。電話予約だと1時間前までに受付可能ですが、電話が繋がらない場合があるのでもっと早めにしたほうが良いでしょう。
予約方法は電話かメールになります。以前は電話のみでしたが、メールでもテスト運用を始めたようで、今回はメールで予約しました。メールでの予約は前日までで、受付されると返信メールが届きます。そして購入するときに指定した名前かニックネームを告げて購入します。詳しくは峠の力餅のHPをご覧ください。
今となっては駅弁スタイルで車内から買えるというのは全滅に近いので、貴重な体験かもしれませんね。
一方でいつまで続くか分からないという問題があります。庭坂~米沢間で米沢トンネルを掘るという計画があり実行されます。山形線区間は「つばさ」号が走っていますので、このトンネルが完成して高速通行ができるとなると時短になる他、天候による影響も減ることになります。そうなると現在の峠越えルートは廃止になる可能性が極めて高いと言えます。1日6往復しか走らないのに複線を維持するのは困難でしょう。そうなると峠駅も廃止となってしまい、この販売方法が不可能になります。
もし販売終了したら残念ではありますが、暖簾分け?した店が米沢駅近くにあるので「峠の力餅」は引き続き購入できそうです。若干味が違うとの評判ですが、私は舌がバカなので違いがよく分かりませんでしたwどちらも美味しいです。