現在、JLの欧州行深夜便はLHR行きのJL41しかありません。かつてはCDG行きだった便名ですね。
LHRには6時台に到着するので朝から動けて便利です。しかし、乗り継ぎとなるとちょっと微妙です。欧州内で昼過ぎに到着する地域が多いようです。例えば私が利用したPRGは13時くらいの到着でした。
LHRに6時台に着いても、時間が進んでる方向に乗り継ぐので到着が昼くらいになってしまうわけです。ついでに言うとLHRの乗り継ぎは面倒ですね。
そこでHEL行きの夜行便があれば最高ですが、これまた難しい部分があります。HELは利用者にとっては乗り継ぎが楽だし、飛行時間が他の欧州線より短いというのが利点ですね。そして航空会社にとっても片道10時間程度なので1機で往復できるというのが利点だと思います。
しかし、夜行便で1機で回すようなダイヤというのが難しいのです。こんな感じになってしまいます。
HND-HEL 0200-0530
HEL-HND 0800-0030
HEL行きは問題ないでしょう。しかし戻りの便は朝早いし、到着も夜中になってしまいます。そしてHEL発が朝早いために乗り継ぎの集客ができないというのが大きな欠点です。よってHEL行きの深夜便を実現するには他路線と組み合わせるなどして2機使うことになります。
そうそう、すっかり忘れていたけど、AYがKIX線でHEL行の夜行便をやりますね。
http://press.jal.co.jp/ja/release/201811/004962.html
KIX-HEL 0100-0540
HEL-KIX 0045-1615
というダイヤになって、KIXで長時間待機することになります。週3にして1機で回すのかな。