富岡~浪江間は震災と原発事故の影響で不通になっています。そのため列車代行バスが1日数便運行されています。列車代行バスなので18きっぷでも利用可能で、実際に18きっぷで乗っている人が多かったように見えました。
列車代行バスはJRが地元のバス会社に委託しているようで、バスガイド?もいて人数を数えたり注意事項を放送したりしていました。バスの乗客は30人以上いました。
バスが富岡駅を出発して少し進むと国道6号を走行します。帰宅困難地域を通り、窓を開けるのは厳禁と放送がありました。6号線に入ってすぐにその地域に入ったと記憶しています。そこに広がる景色に衝撃を受けました。6号線に接続するあらゆる道路が封鎖され、通るには通行証が必要なようです。そして6号線沿線の家や店の入口はバリケードで封鎖され、崩れかかった建物、板で全面的に塞がれたコンビニ、書ききれないですがこれが現実なのか…とショックを受けました。撮影は禁止では無かったので、ちらほらシャッター音が聞こえましたが、自分はとてもそれをする気にはなれませんでした。
浪江駅までは30分かかるところを25分で到着しました。どこまでが帰宅困難地域なのかはわかりませんでしたが、6号線から左折して浪江駅までの道路は人が居ました。
常磐線は3月のダイヤ改正時に全面復旧しますが、これから街がどうなっていくのか気になるところです。