石垣島の空港連絡バス

ちょうど2週間前、那覇滞在中に日帰りで石垣島に行ってきました。OKA-ISGが安かったからですw

レンタカー移動でも良かったけど、今回はバス旅にしてみました。1日フリーパスがたったの1000円です。空港線の往復だけでも元がとれてしまいます。しかも購入した時間から24時間有効なので1泊2日の旅でも使えちゃう太っ腹な乗車券です。

今回の記事はそのバス旅…ではなく石垣島のバスについてふと思ったことを書きます。

石垣島のバスは1~11、13、55番があり、このうち空港連絡バスである4番、10番、55番の3系統はそれぞれ時間2本あって、地方空港の連絡バスとしては異例の本数を誇っていました。ところが乗務員不足が影響して10番のバスが1日2往復のみの大減便となってしまいました。それでも4番と55番で時間4本、更に空港以北のバスも加えると時間5本になる時間帯もあり、便利であることには変わりありません。

実際に空港のバス乗り場で観察していると、4番も55番も出発間際には座席が埋まり、立客が出る便もあるほどの盛況でした。

空港線のバスは国道390号線を走り、市街地までの所要時間は30~35分くらいです。そして現在県道214号石垣空港線と言う新しい道路が建設中で、wikiによると2027年度末に全線開通と書かれています。旧石垣空港横の道路がそれに当たります。

ストリートビューを見ていたら、この道路が全通すると16分短縮という看板がありました。確かに距離は短くなるけど、そんなに時間短縮されるとは思えませんね。

それで新しい道路が全通したらバスはどうなるのかというお話です。55番のバスは現在でもノンストップなので、県道214号経由になることはほぼ確実でしょう。問題は4番のバスです。4番が県道214号経由になってしまうと、白保~平得東間を通らなくなってしまいます。この区間はかつての白保線と言う石垣島で歴史が長く本数が多い路線で、現在の4番はこの白保線が延長したかたちとなっています。そうなると白保線を復活させる必要が出てきます。

10番のバスが減便されたように乗務員不足ですから、白保線と空港線を別系等にする余裕がないのは明らかです。そして県道が開通する5年以内に乗務員不足が解消するとは思えません。よって国道390号経由のままなのではと思っています。しかしそうなると55番のバスに客をもっていかれてしまう可能性があるのが悩みどころですね。55番(カリー観光)とそれ以外(東運輸)は別会社です。

それにしても全国的に乗務員不足問題が発生していますね。同時に運転手の高齢化も進んでいます。バスの運転手と言うと低賃金の割に責任は重大で大変なお仕事といった印象があります。運転が上手ではない私は、乗る度にバスの運転手って凄いなぁと思っていますし、前降りの場合は降車時にお礼を言って降りるようにしています。

最後に、旧石垣空港時代の空港連絡バスってどんなだったか思い出せなくて必死に調べたところ、空港線はJL系ホテル経由とNH系ホテル経由の2パターンがありそれぞれ40分おきの運行、つまり合わせて20分おきだったので、昔から便利だったようです。そして別に白保線が時間2本ありました。